男子オリンピックサッカー競技 Tokyo 2020

男子オリンピックサッカー競技 Tokyo 2020

2021年7月22日 - 8月7日

Men's Olympic Football Tournament

オルモ:スペイン代表とユーロと五輪の2冠を達成したい

Spain v Malta - UEFA Euro 2020 Qualifier - Daniel Olmo of Spain celebrates after scoring his team's fifth goal 
© Getty Images
  • ダニ・オルモはエンリケ監督のもとで世代交代を図るスペイン代表の新顔
  • このMFはラ・マシアとクロアチアでの経験を経てライプツィヒで開花
  • 2021年の最大の目標は、ユーロ出場と東京オリンピック出場

「思い出すたびに鳥肌が立つ。それほど素晴らしかった」

どんな成功したキャリアにも重要な分岐点があり、その後は後戻りしない。ダニ・オルモは自身の転換点をはっきり認識している。昨年7月にスペインが優勝したUEFA U-21欧州選手権の話題に触れただけで、オルモはZoomの向こう側で微笑みを浮かべる。

オルモはディナモ・ザグレブで素晴らしいシーズンを過ごしていた。しかし、その後の飛躍のきっかけとなったのはU-21欧州選手権でのラ・ロヒータ(U-21スペイン代表の愛称)の見事な優勝であった。攻撃的MFとして躍動したオルモは4試合で3ゴールを挙げ、決勝ではマンオブザマッチに輝いている

2019年11月にA代表に初招集されたオルモは、A代表デビュー戦となったマルタ戦で1得点を記録。1月にはRBライプツィヒと契約を結び、2020年のチャンピオンズリーグの準決勝に出場している。

「2019年は素晴らしい年だった。個人としてもクラブとしても最高の成績を残すことができた。2020年は通常とは異なる年となっているが、それでも素晴らしい。チャンピオンズリーグ準決勝進出は画期的なことだった。ライプツィヒがそこまで達したのは初めてだったので、大きな意味を持つ」

ダニ・オルモについて

  • 生年月日:1998年5月7日、バルセロナ県タラサ出身
  • ポジション:攻撃型ミッドフィルダー。両サイドをこなし、偽の9番としてもプレーする
  • 代表歴:U-16からスペイン代表入りを果たす。A代表として3回出場し、1得点を記録。
  • タイトル:リーグ優勝4回、カップ優勝3回、スーパーカップ優勝1回(すべてクロアチアで)、U-21欧州選手権優勝1回。

知っていましたか?

  • サッカーの血筋:父親のミケル・オルモはプロ選手で監督歴もある。兄のカルロスもサッカー選手である。「2人から話をよく聞いている。自分にとって最善と思うことを教えてくれるので、2人のアドバイスを肝に銘じている」
  • ラ・マシアからクロアチアへ:16歳でバルサを離れて、ディナモ・ザグレブに移籍。最初から下部組織での練習だけでなくトップチームでもプレーした。「人生で一番難しい決断のひとつだったけれど、本当に成長できる機会となった。うまくいったと言えるので、いつまでも感謝の気持ちを忘れない」
  • 二重国籍:クロアチアの国籍も持っているが、オルモはヴァトレニ(クロアチア代表の愛称)としてプレーしたことはない。

赤に染まる夏

オルモにはここ数か月の間に自身に起こったことすべてを吸収する時間はほとんどなかった。とはいえ、すでに新たな目標を見据えており、とりわけ2021年の夏は忙しい日々を過ごしたいと考えている。スペイン代表は6月にユーロでプレーし、8月にはオリンピックサッカー競技では金メダルを目指す戦いがU-21欧州選手権チャンピオンを待っている。

忙しい夏となって、両大会に出場できるのを願っている」と笑みを浮かべたオルモは次のように続けた。「代表のユニフォームを身に着けると大きな誇りを感じる。これ以上のモチベーションはない。予選で示したように優勝の可能性のあるユーロでプレーするのは夢のようなことだ」

ユーロに出場するチャンスは4年に1度だが、五輪切符も極めて貴重なものであることをオルモは知っている。

「サッカー選手にとって、オリンピックは一生に一度の大会なので、代表の座を確保することが目標のひとつ。もちろん、簡単なことではない。スペイン代表の基準は非常に高く、競争が激しい」。もしも、オルモ、ファビアン・ルイス、ミケル・オヤルサバル、ダニ・セバージョスといったラ・ロヒータが欧州U-21選手権で見せたレベルを再現できれば、オリンピックの金メダルに手が届くかもしれない。

Spain v Germany - 2019 UEFA European Under-21 Championship Final - Dani Olmo of Spain with trophy 
© Getty Images

「オリンピックに出場したことのある選手を何人か知っているけれど、みんな人生で最高の経験だったと言っている。ここライプツィヒには、リオ五輪の決勝でブラジルと対戦したルーカス・クロスターマンというドイツ人選手がいる。彼とオリンピックの話をしたら、PK戦で敗退したものの本当に素晴らしかったと言っていた。来年そのような経験ができるのは最高だ」

現在この攻撃的なMFは、ルイス・エンリケ監督のもとでA代表のキャンプに参加している。スコアレスドローに終わった水曜のポルトガル戦でスタートしたスペインには、10月10日のスイス戦と13日のウクライナ戦が予定されているUEFAネーションズリーグが控えている。目下チーム再建という難しい仕事に取り組んでいるエンリケ監督は、この22歳の選手を彼のプランに欠かせないピースと考えている。

「フィットネスを保ち、クラブでいいパフォーマンスを見せることができれば、代表に呼ばれるチャンスは高くなるので、そこに集中したい。もしも監督がチャンスをくれたら、長く代表にいられる力を持っていることを監督に示さなければならない」

いずれにしても現在のオルモにとって、2021年の夏の計画はサッカー一色に染まっている。

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